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満たされない思いと香り・・・

.06 2010 妄想車物語 comment(8) trackback(0)
2ヶ月ぶりの ご帰還 悪天候の峠の夜だった・・・

用事に追われ スケジュールびっしりだったが

ほんの一時の 楽しい時間

そんな空間がある 自分の街 そして 素敵な知人達

あ~ また がんばるかぁ  と リフレッシュ ん~ 何時か

絶対戻ってみせるさ・・・



そんなかんだで このシリーズ はじまり~~





俺は この道 数十年の車販売営業マン
車好きがこの道を選んだのは 言うまでも無かったのだが

最近 なんか満たされない・・・

ある時 悪友が言っていた 好きなモノは商売にしちゃイケナイ 

今まさにその意味が 分かる様な気がする・・・



本日は 納車日だ 数日前 契約した まぁ 中流家庭の上クラスの
歳の近いお客さんだった

今流行の 大衆文化の 豊かな家庭の象徴みたいな車だ
別にこの車には 罪は無いのだが・・・イメージがなぁ~

なんか 諦めちゃったヤツの成れの果てみたくも感じる


おっと イケナイ こんな時間だ

約束の時間

旦那さんは仕事で居ないので 奥さんが受けるという話だ

子供が帰ってくる時間後 受け渡し 簡単な説明を・・・


納車

まぁ なんだ この車を選んだ理由が 子供の幼稚園の送り迎えが
始まりらしぃ・・・ どこぞの○○ちゃんの家の車がイイとか
あそこの家は 何を買ったとか そんな親達の 見栄の始まりらしく

子供達は そんな事見てもいないだろうなぁ

実際 子供達にウケて目立つなら
スーパー・カーで送り迎えした方が 子供達にはウケルだろうよ



訪問先


ん~ 幸せを絵に書いたような 家だ・・・

メルヘンチックとでも言うか・・・可愛いらしぃ家だこと

コレで 不細工な嫁でも出てきちゃったら

俺はきっと 満面の笑顔が止まらないんだろうなぁ~


と 不埒な想像で 呼び鈴を 鳴らす    と・・・・










エプロン姿2


はぁ~~い! と出て来たのは ビックリ 仰天

アチラも ビックリ!


あら~ 久しぶり アナタ やっぱり車屋さんになったんだぁ

と 来た・・・

そう 昔々 十代の終わり頃 付き合っていた女だった・・・


し 幸せそうジャン・・・と チョッと動揺しながら

俺は 簡単な説明をして 引渡し完了!




まったく 狭い世の中だ 数十年ぶりに 出会った
アイツは 幸せを絵に書いたような生活をしていた

まったく 今の俺は 何をやってんだか と
複雑な心境のなか そこを離れ 後輩の迎えが来る場所へ・・・



TEL.jpg


と センチな気分の俺に 取引先でもある 悪友からTELが・・・ウゼーな もう!


悪友: オイ ○○町に納車 行ってるそうだな

俺: おー 今終わって 会社に戻るとこさ!

悪友: 悪いんだけどソコの町の○丁目の駐車場に黒い車が在るんだ
    乗って来て コッチに届けてくれないか

俺: オマエ そんな事 うちの若いヤツ(営業マン)に
   頼めよ 俺は 忙しいんだよ!


この悪友 かなりの車好きなのだ 

好きなものは商売にしちゃイカンと言った本人でもある

そして 車に関係している 仕事をしている・・・

まったく 言ってる事とやってる事は 矛盾なヤツだ!


悪友: オマエ所のワケーヤツじゃ駄目だ ヤツ等じゃ無理なんだ その車! 

    オマエじゃないとな!
    鍵は マフラーの中 行けば分かる見ればもっと分かる
    後はヨロシク~~~!



 プッ!  と 通話は途切れた・・・



なんじゃ アイツは 相変らず強引なヤツだとブツブツ言って
数ブロック歩き 言われた場所に着けば ヤツが言ってる意味が
分かったって話さ・・・


Oh~ グレート!






S30Z.jpg


ははぁ~ん ヤツの言った事は正解だ

ダットサン S30Z 昔 俺はコイツに乗っていたんだ

スポーツ・カーと言うよりも グランド・ツーリズモ的な・・・

L型6気筒をフロントにぶち込んだ そのロングノーズ

ショート・デッキで グラマラスなデザインは 俺を虜にした

開発当初 担当はたった2人だった筈 日本じゃウケないとフンだ
当時の日産自動車お偉方達は この開発を たった2人に押し付けたんだ


フェアレディSR311のオープン・ボデーから離れ
2ドア・クーペに新設計 ファアレディの名は付くが

コイツは Z 紛れもなく ココから始まった Z計画

今も変わらぬ 営利が正義 売れる車 大衆が受け入れるものが
正義みたいな風潮は 見事打ち砕かれ 国内より海外アメリカで
支持された そう 日本の大衆性の狭さを暴露した出来事だ
ザマーミロ 営利主義! ザマーミロ 日本の大衆文化め!

まぁ そんな話は どーだってイイ

コイツは確かに うちの若いヤツ等には無理だ



室内


コクピットに座れば その懐かしい思い出が・・・

バーフェン付きで この風貌 おのずとエンジンもきっと・・・



Lソレックス

ほほ~ん! コイツはL3リッター改 ソレタコだ

アイツラじゃ エンジンなんか掛けれないよな こいつには儀式がある
インジェクションにしか乗った事の無い奴らじゃ無理さ

チョークを引いて キーをセルの手前まで回し
電磁ポンプで燃料が コッコッコと送られて行く
2~3回アクセルを煽り 十分キャブに燃料が送られた感じを思い浮かべ
セルを回せば~~


ブッ ブロワ~~ン! っと エンジンが 掛かるのさ

おっと そこで気を抜いちゃ 駄目よ!

寒いこの季節 アクセルから足離しちゃ 今までの行為が無駄になる

やさし~く ブリッピング 空気とガスを混ぜるように
薪に火を付ける様に そ~と そ~っと

アイドルが安定するまで チョイお待ち~~

エンジンが 温まるまで もうチョイの辛抱さ

ん・・・ あれ? この匂い  あ~ 今頃気が付いた


まさしくS30Zの香りだ・・・どの固体も この匂いがする

この頃の車 どの車種も独特の香りがある


今の車とは大違いだ  そして 香りと共に蘇るあの頃・・・




先程あった アイツ・・・



奥様は


サラサラの髪が綺麗で 笑顔がキュートだった
同じ夢を見ながら 生きていた そして 何時もコイツのナビに・・・



思い出Z

コイツ(S30Z)は 俺に何時でも 祝福の時間と感じる思いを
与えてくれた 夏の海沿いの流れるカーブや 秋の峠のパーキングから見る風景


重いハンドルも 車速が出れば苦になんかならない
それより 車の挙動が直に伝わるのがイイ

L型ストレート・シックス 3リッターは ソレックスの
吸気音と共に 何処までも伸びて行くようで
明日の未来まで届きそうな感じがしてた・・・

432純正の縦型ディアルに交換されたマフラーは
通り過ぎた道に 爆音だけ残し まるで 俺達の爪あとを残すように・・・


この香り そう この香りだ 思い出が蘇る 

忘れかけた あの頃の 想いが  あ~っ!


アイツ・・・ この匂いと ガソリン臭さ 爆音が嫌いだって言ってたな

そして 俺は アイツと 別れたんだった・・・



まぁ あんな大衆文化の塊の 旦那と車が アイツには よくお似合いさ
便利と快適を求め 大事なものを感じれない様なヤツには ソレが似合っているさ


エンジンが温まり ソロ~っと走り出す

まだ ミッション・駆動系が温まっていないから 無理に
スピードは上げちゃイケナイ

祝福の時間はやって来る そいつと(S30Z)対話し感じながら
俺は 思った コイツが今でも 好きだ!

車は単なる乗り物ではナイ 便利な道具だけではない
何時までも 愛し続けれるモノだって あるはずだ


そんな事に 気が付かせてくれた 憎き悪友の所まで
車を届け 彼に 感謝を告げる・・・



俺: オマエさ~ なんで分かったの? この俺の気持ち
   何か 満たされてなかったんだよなぁ~最近


悪友: この時期になると オマエ 決まって この職業
    辞める~辞める~って言うだろう 恒例だよ

    前から言ってんだろう 車にロマンを求めるヤツは
    この職業に向かないんだってよー


俺: ・・・・


悪友: それにさぁ~ オマエみたい便利な友人    
    まだ 失いたくネーもん! 


俺: なんだソレ? どー言う意味だぁ???









                          チャンチャン♪






ふと 相方西P-が言った 車の匂い 

LC60に乗る 彼が感じたのは 同じ型の車は全て
同じ香りがする 例え どんなカー香水を装着していても

LC60を3台乗っている 彼の話にウソはない

自分も 思い起こしてみれば アレもそうだコレもそうだと

そして 当時の思い出も蘇る 当時の気持ちも・・・

それに比べ 近年の車には ソレが無い

ソレは 悪い事ではないだろうが 決していい事でも無いと感じる


もっと 感じてもイイのかも 色んな事を 
スペックや性能だけではない 思いを込めた自分の車

求めたモノに出会えるよう 祈ります 


車にロマンを求めた方達へ















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小さいおじさん
noriさん

私ぁ~ 病んでないぞ! コッチはコッチで
楽しい奴等が沢山やって来るし・・・

まぁ 目線や考え方は 全然違うけど そんな事は
たまに帰れば良い事だし 我慢します。
2010.12.08 15:53
小さいおじさん
お久~

やきとりは 暫く行けそうもナイ・・・

年明ければなんとか・・・
2010.12.08 15:49
nori
いいストーリーですね~

でもなんとなく辺境の地で仕事とストレスに病んでる姿を想像しちゃいますw
2010.12.08 09:37
小さいおじさん
二代目さん

あは~ 二代目も 感じてくれましたか
私ぁ~ 目線がどーも業界側らしく 大衆性にとぼしぃ・・・

不特定多数をお相手する普通のタイヤ屋さんですが
整備士もいれば 中販店 デーラーマンもいます
ストーリーはそんな中のリアルな部分も入ってます

今回は 目に見えない部分 感じる部分をテーマに
車が そのモデルが好きと言う気持ちを書いてみました

皆にもある筈 コレ見て共感した方は その時代その時代の
思い出 ラストの音楽は その時の車達に対して 女性を掛けて
コイツに決めてみた
2010.12.08 08:55
室蘭やきとり
やっぱ変態ですよね
そんなような気持ちわかります。
血が騒ぐというか…

やきとり食いに来てください。
2010.12.08 01:46
二代目
黄昏ちゃいました・・・

仕事中の合間に読む内容では無かったッス^^;

なんか、得体の知れない感情がグルグルときやがり
ましてね。

このストーリーかなり実話っぽいんですけど
どうなんでしょ?

私的にエンディングに勝手にウィスキー・コークが流れてました
(今日は1日中ぐるぐると)

いや~良かったっす!!
2010.12.08 00:10
小さいおじさん
eizouさん 
今回は調子に乗って書き上げちゃいました・・・

eizouさんの今回のブログ ジェネレーション・ギャップは共感します
ホント まんま そんな感じで多くの人が車に対する気持ちが チョッと・・・
しかも 高年齢化している様で 寂しい・・・

自分の 昔ながらの地元の友人・知人は 皆 多くを感じている
そして 幸せを感じている トキメキとロマンを持っている
その中に居れる事が 自分にとっては救いでもあります

多くの刺激と発見 やっぱり車なんだと 先々日 悪友と笑ったのが
この物語のコンセプトでした~~
2010.12.07 19:44
eizou
今回も読ませますね~!好きっス。
国産旧車と私の付き合いはココまで深くなかったけれど、
こんな付き合いをしている友人は沢山いたなぁ。

時々必要ですね、自分が本当にクルマが好きなのか?
どんな形であれ、関わっていたいほど愛しているのか?

かく言う自分も確認したくなりますね、時々。
2010.12.07 16:58

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