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言葉じゃなくても思いは伝わる

.29 2011 妄想車物語 comment(2) trackback(0)
ある日 悪友に よく曇る車ってなんだ? と尋ねたら

あ~ 空冷Egの車だろうなぁ と

それじゃ チンクかビートルかぁ と RRならなおさらだ
そんな 話からはじまった 何時もの妄想車物語
今回は 話が なが~~~い なんたって 私の今
感じてる 色々な思いを 交えてるし・・・


言葉にしなくちゃ思いは伝わらない いや
言葉じゃなくても伝わる思いだってあるさ
感じる事が出来れば・・・



朝


今日は クソオヤジの七回忌法要だ 嫁の声で目覚めた
思えばコイツと一緒になったのも オヤジが残した
この車のおかげだ・・・ と 生前を思い出す




若い頃の 俺は車に乗るのが好きで
ぶっ飛ばし 峠やストリートを楽しんでいた


86.jpg


後に ストリートに飽きた俺は 四駆に移った
ちょーどその頃 クソオヤジが言った言葉が
その意味が 当時判らなかったんだ


オヤジ


オヤジ:ター坊よ 車好きか?

俺:オウ 大好きだ それがどうした?

当時 クソオヤジの事は あまり好きじゃなかった
クソボロイ 古いビートルをよく弄っていた
母が死んで オヤジと俺 二人きりの生活
クソオヤジはたまに あのクソボロイビートルに乗って
何処かへ暫く行っちゃう事もしばしばあったなぁ~


オヤジ:ター坊 オマエ前の車 どーした?
    あんなに弄ってたのに

俺:ストリートが飽きたんだよ なんか こう
  道なき道を バーンと行きたくなったんだ
  今度はコレさ~

オヤジ: ふ~ん そうか まぁ せいぜい楽しみな
     オマエにも出会えれば良いな コレだって車


俺: ・・・・コレだ? 何だそれ?
   俺は今 コレだって感じでコイツに乗ってるつもりだぜ


オヤジ: ター坊 そうじゃなくて 車に出会うって事だよ
     カー・ライフってちっぽけなモンじゃなくて・・・

俺: はぁ~? なにかぁ~ オヤジは そのポンコツが
   コレだって車か? それにカー・ライフじゃなくて何なんだよ

オヤジ: ははは ター坊 まだ青いな!
     俺にしちゃ コイツはライフスタイルだ
     色んなドラマを今でも見せてくれるし
     オマエが言う このポンコツじゃなくちゃ駄目なんだよ
     コイツを愛してるんだよ そー言う事だ!


その時 クソオヤジが言ってる意味など 全然判らなかった
まして 年寄り ついに訳の判らぬ言葉を発し始めたかと思っていた・・・





それから暫くして あのクソオヤジの野郎は ぽっくりと・・・
母が死んでから ヤツは自分だけの好きな事を続け
放蕩を繰り返し 金も残さず  残された 俺は 

ん~~パニックだった  葬儀の段取り 葬儀代を払う為
家財や自分の車を売ったりして その場を何とか凌いだ

まったく クソッタレの極楽オヤジだった・・・

すっとぼけて 好きな様に生きて まぁ~ うらやましい最後だ

67 1


自分の車を売って金に換えた俺は あの忌々しい
クソオヤジが残していった コイツに乗るしかなかった

何も知らない俺は コイツを売っても金にはならんと思ってたし


インパネ

なんだよ コイツ なぁ~んにも付いて無いじゃん
何だ~~ヒーターもエアコンも ラジオって何だよコレ
しかも鳴らないじゃん・・・ そして キーを回し
Egを掛けてみる キュルルル・・・バゥ~~ン!  ブス!

それっきり 着火しない アクセルをべカベカ入れ様が
何しても 虚しく・・・キュルルル・・・ ヤベッ!
かぶった? 何じゃコレ Eg は 何処? え? RRなんコレ?
プラグって 何じゃコレ なんつーEgじゃ あのクソオヤジ~~~!



エンジン1

ウェーバーって書いてある・・・ 俺には手に負えん 
インジェクションで育った俺には
まったく持って この原始的なモンには馴染みが無い どーしよう・・・

とり合えず クソオヤジの友達 車屋のシゲおじさんを呼んでみた


車やオヤジ

お~ どーした? ター坊! やって来た シゲさん

このオヤジも クソッタレだ・・・
こんな車に乗って来て ドロドロデロデロ と アイドルする
近所 めーわくな車だ


オイ ター坊 オメー免許あるんか~ 恥ずかしいやっちゃ!
プラグべチャべチャや~~ 大方 アクセル べカベカ踏んだんだろー


シゲさん 俺 こんな面倒臭いの 乗れネーよ・・・
こんなオンボロ 何かEgだけは スゲーみたいだけど・・・



オメーは馬鹿か コレはなぁ オヤッサンが思いを込め組んだEgだぞ
2,1リッターオーバーのSPだぜ ストリートじゃ
そんじゃそこらの 車にゃ 負けんのだよ このロクナナは

まぁ 快適 便利~なインジェクション車しか知らん
しょぼ~い 車暦しかないオメーには コイツはチョッと無理かもなぁ
車を車として感じれないヤツにはなぁ・・・  おらよっと!


シゲさんは ブツブツ言いながら Egを弄っていた



ター坊 オヤッサンの形見だ 暫く乗ってみろ!
コイツを目覚めさせるには キーを回す 電磁ポンプの音聞いて
しばらく措く そして アクセルをそっとナ べカベカ踏んじゃ駄目
そしてセルを回し 右足にそ~~と力込める グググっと

ブロ~~~ン ブオォ~~~ン!と 目覚めるのだった

後な ピストン・クリアランスも広いから 暖気をチョイな
空冷だから 温まるの早いから チョッとな辛抱さ!

そして コイツを感じる事だな そうだなぁ~
コイツと対話するような気持ちで 動かせば
女を喜ばす様にだな~~ 判るか? アクセルは
デリケートに大胆に そして コイツを感じてみろ

きっと ター坊が知らない世界を コイツは教えてくれる
速さや便利性 快適性 そんなモンじゃないぜ
常にコイツを感じる事が出来れば きっと 馬鹿ぽい
ドラマがやって来るさ コイツを感じれればさ

オヤッサンが残した 思いを込めたこの車
感じてみろよ なぁ ター坊

どーしても 手に負えなければ 俺が喜んで引き取ってやるからな!


それをキッカケに 俺は この原始的車と付き合う事に・・・


走る

のちに コイツは 1967年 通称 ロクナナと呼ばれる
その年1年しか作られなかった モデルで 
今も世界的に人気の年式と知った 6Vから12Vに変更され
次世代の安全性を高め ビンテージの面影を残したモデル

俺にはそんな事 あまり重要ではなかった コイツを感じるって事に
集中したんだ 何となく シゲさんが言っていた事が判った

クソオヤジがコイツを愛した意味も コイツは ドライバーと
車の対話が 常に必要だった 何処がどーとは言葉にしづらいが

おまけに心臓はとび切りだし 加速は 笑っちまう程

車を運転する必要にして最低限の装備しか持たないのも良かった
三角窓から入ってくる風は 季節の匂いも感覚も全て感じさせてくれる



農道

街を抜けて何処までも 田舎の道にも良く似合って



夕暮れ


自然を感じ ウィンド越しから見える 風景は 
なんだか今まで感じた事の無い情緒を映す


付き合っていた彼女も 文句も言わず コイツと共に
色んな所へ行った 今時 変わった女だ・・・


空


良く晴れた日は 絶好のドライブ日和だ 暑さを除けば

コイツを感じながら 隣の彼女もご機嫌と来れば 最高の気分


デート


二人の愛も 深まるって事だ そんな事が良く似合う車でもある



思う


どーやら 俺は勘違いをおかしていた様だ 車を感じるって事

今まで乗っていた車達は 好きは好きでも 何かをする為の
道具のようだった その固体と正面から感じていた訳ではない
何かをする為 その為の車だった様で それは その車を好きとは
チョッと違う 日常を 常に感じていられるモノとはチョッと違う

何かをする為が 重視されていて 車はその為の選択したモデルまたは
カスタムだった 乗ってるソイツを感じていた訳ではなかったのかもしれない


クソオヤジが言った ライフスタイルだ 俺はコイツを愛してる 
今 まさに この言葉の意味が判る気がする コイツに乗れば何時でも
ご機嫌なんだから・・・



そして クソオヤジとシゲさんが言っていた 馬鹿ぽいドラマは
やって来たんだ  人生のパートナーとなるモノを
コイツは運んできた



モデファイ


希少なロクナナを Cal Lookにした
シゲさんに頼んで 全塗装もし 俺はコイツに夢中だった


そんな頃 彼女とは余り上手く行ってなかったんだ
俺にはコイツに乗ってる時が 一番幸せだと感じていた時だったし
もともと走るのが好きだった為 彼女との時間をないがしろにしていた


すねる女


あるキッカケで ドライブ中 大喧嘩 まぁ 俺が一方的だったんだが

いじけた彼女は ずーっと 窓に顔を寄せ 俺の方も見ない

段々 その姿に 腹が立ってきた  

そして イジイジと窓に指を付け  その行為が火を付けた



オイ 何だよ 何時までも イジイジとよー
窓汚れんだろー そんなに面白くないなら 帰れよ!


そして彼女の家前で 降ろしたのだった


もう 彼女とは終わりにする そんな気持ちで その時は・・・
ご機嫌な気分も 台無しだったし


雷

その後 彼女から何度かTELがあったが 出ることはなかった俺
2週間ほど経った頃 何時もの様に走り終えて帰路に

雷が光った  雨だ 雨が降るんだ  コイツには不便な事が起こる


降り出す雨

エアコン ヒーターを持たないコイツは 窓がスグ曇る
特に雨の日には・・・クリンビュー忘れたし 

吸水性の良いタオルも 洗濯して家に置きっぱなし あ~~最低


ふと信号待ちで ナビ・ウィンドウを見れば・・・















ウィンド

曇ったウィンドーに あの時のいじけた彼女
無性に腹が立った あの行為 ガラスをイジイジと指で触ってたあの時


あんな時でも 彼女は・・・




後ろの車のクラクションで 我に返る  チョッとした時間だったのだが
自分を失った時間が 戻ってきた様だった




バーンナウト


水煙と白煙を上げ クソオヤジの思いを込めた 飛び切りの
Egがコイツをロケットの様に蹴っ飛ばす

言葉じゃなくたって伝わる瞬間 感じる事が出来れば


向かうは 彼女の元へ 

そんじゃそこらのヤツには負けネ~よ と
シゲさんが言ってた この本気の加速 こんな時に使うなんて・・・

相変らず 俺って 何も判っちゃいなかった ははは






その後 俺達は・・・







結婚


クソオヤジ しっかり ドラマも感じさせてくれたぜ
アンタの残した 愛した車

便利な機能も 快適な空間も なぁ~んにも無いけど

コイツは 何時でも感じさせてくれる 最高だよ


そして 嫁もコイツを 大事にしてくれてるぜ









                      チャンチャン♪















何時もの様に何時ものShopに行った時



T&T


伝説のEgを 悪友とタケちゃんが調整中



マフラー


にょっきり伸びた このマフラー ご機嫌なサウンドを約束してくれる


しかも天下の公道で・・・


タケちゃん アナタは どーしてそうなのだ


そんな チョッカン・スティンガー チョッピリ羨ましくも思うのだった

そんなタケちゃんは コイツだ!





タケちゃん


あ 足しか 写ってない・・・



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小さいおじさん
二代目さん

いつもコメ アリガトウございます。

車に対する思いは人それぞれであってイイのですが
スペックや行為が誇張され 人が感じる想いが少ないと感じ

このシリーズ妄想物語は もっと人と車って所にクローズUPし
その車のドラマ性や人の思い 感じる部分を描いているつもりです

曇り窓に文字が浮かぶ なぁ~んて 私の場合 あり得んでしたが
娘2号の 鼻糞らしきものが リアウィンドウにくっ付いていて記憶があります

まだまだネタは沢山あります 整備士の夢の果て とか アメ車のヒーロー伝説とか
国産VIPワゴンって などなど 何時かご紹介していこうかと・・・

しかし私ぁ~ いい加減なモンで 何時になるかワカリマセンけど

次回もよろしく~~~

2011.03.30 22:24
二代目
キター!! 今回のはきました。
そう来たか~って感じです。

曇りガラスに・・・最高!

仕事中に思いっきり入ってしまいました^^;
2011.03.30 19:13

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