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青いタイムマシーン

.29 2011 妄想車物語 comment(0) trackback(0)
今月 最後の更新は 恒例の 妄想車物語

描になる車達と人の関係は ドラマティックじゃなければならない








ガレージ

ガレージを一人占領している コイツ

アルピーヌ ルノー A110 は フレンチ・ブルーを基調とした
ブルーメタリックに塗られ ボディはFRPである 

1968年式 1300S 年代を重ね 幾度かのモデファイはされている
始めて出合って もう30年程経つか・・・

幼き頃 近所に住んでいた 航空整備士をしてたオヤジさんが
よく 休日弄っていたんだ 後にそのオジサンは義理の父となる

オヤジさんの子供達は二人いた 歳が近い為 俺達は 兄弟の様に育った
一つ年上の 空(そら)と言う男の子 5つほど離れた妹 恵美(めぐみ)

幼年期

俺には父親が居なかった ヤツ等には母親が居なかったんだ

恵美は 何時も俺の家にいて 俺の母から色々と学んでいたようだ

俺は空と 何時も オヤジさんが弄る車の周りで遊んでいた
俺の中の父親像は 空と一緒 そのオヤジさんだったなぁ

もの心ついた頃から ずーと一緒だった あの日が来るまでは・・・

13歳の春 オヤジさんは突然 天に召されたんだ
残された 2人は 親戚の家に引き取られ 俺達は離れ離れになった

運命の神様は 親愛なる者を 俺から奪っていく
幼き心は 深い悲しみに落ちていく

その後 空とは何度か連絡を取り合いながら やり取りしていたが
お互い 目指すものがあり 忙しさの為 何時しか疎遠になってしまった

青年になった俺は オヤジさんの影響か 大手メーカーの系の
ディーラー整備士として入社し8年程勤めたんだ

幼き頃の環境は 人生に大きな影響を及ぼすのだった
それは  どれだけ感じて生きていたかによるが・・・

オヤジさんは 生前 俺に よく言っていた

篤志(俺) オマエ 機械好きか?  ジーッと見ていて
面白いかぁ~ 大きくなったら コイツを弄るかぁ~
 

うん 俺 コイツを弄りたい と そんなやり取りが思い出だ

そして オヤジさんは 必ずこー言っていた

篤志 よーく聞け 修理・整備は推理でもアル そして
壊れた箇所には 必ず原因があるんだ どーしてこうなったか
どーすればいいか それが修理 整備なんだぜ 
壊れたから 交換なんて簡単には考えちゃ駄目なんだよ


うん わかった 約束だよ! と
 オヤジさんとの小さな約束だったんだ




8年勤めたディーラーを辞める理由は コレだ
近代化された 現行車両は何時しか 俺を只の交換屋さんにした

俺が思い描いた 整備・修理とは もうソコにはなくなったんだ

知り合いの 町工場に移り 数年経った

まさしくソコには 思い描く 整備・修理が残っていたんだ
色々なドラマや 車に想いを込めた お客さん達も多く
それはそれは まさしく 想い通りの環境だった 

そんな時


走り出す場所は

10数年振りに蘇る思い出 鮮やかな ブルーメタリック
そして ヤツだ 姿形はチョッと変わっちまったが 空だった

偶然とは恐ろしいモノで 調子を崩したA110は 何処の店でも断られ
駄目もとでココに来たそうだ そう アレはオヤジさんの手が入ったモノ
オリジナルではナイ 他が嫌がるのもうなずけるさ・・・

Eg_20110529134141.jpg

Egは1600に交換され その他 モロモロ モデファイされている
A110は 当時のままだった。

オヤジさんは どーやら幼き日の約束を守りに来たんだなぁ

なぁ 空よ~と 二人にとって 会わなかった時間は一瞬で消え
あの日のままの会話となる そして コノ車は
俺の自宅のガレージに納まる事となったんだ

コイツのメンテは 全て 俺の手に任される事になった
あの日の オヤジさんの様に


メグ

その後 大人になってコノ町に帰ってきた 空と恵美

暫くが過ぎた頃 恵美と俺は 必然な如く愛し合うようになり
結婚してしまった・・・

これにはチョッと 兄貴の空は 余りイイ顔しなかったんだ

兄弟の様に育った 俺達にとって 空は言った

コレじゃ 近親相姦みたいなモンだろう え~~オイ!

何 馬鹿言ってんの~~ と 恵美

コレで 篤志 オマエとは 本当の兄弟になったな オメデトウ!

空は そう言って 笑っていたんだ

そんな幸せな日々も 運命の神は 与えてくれる様だったのだが


その 大好きだった兄貴 空も3年前に 突然 天に召されちまった・・・
医師から 働き過ぎの 心不全と言う話を聞かされた

空は パイロットの機長を夢見ていた
国際線の 副機長になり フライトすれば暫くは帰ってこない

そして帰ってくれば 必ず 俺を横に乗せ このA110で
何時も峠に向かったんだ

地上を感じたい と言って・・・


夜の峠

空が天に召され 3年目  空よ 今日は俺がドライバーだ
大人しく乗って入れよ!


街を抜け出す


街を抜け出し 何時もの場所へ そう オマエと何度も行った
俺達の特別な場所だ

夜の峠2

このワイディング 最高だな! ココじゃコイツ今だ無敵だろうなぁ
なんたって コイツの生い立ちは アルプスの山岳部を 気分良く速く
走りたいって アルピーヌの創設者 ジャンが感じて作ったモデルだもんなぁ


今の市販車には そんなコンセプト 微塵もないし はははは
71年 WRCのモンテ 123フィニッシュは伊達じゃないぜ

計器


幼き頃 空はオヤジさんが運転する横で 聞かされた事は

空よ大きくなったら 世界中を飛びまわれる男になれよ!

その言葉が ヤツをパイロットにした様だ

このメーターパネルを見れば 何となく感じる
計器が詰まった このデザイン オヤジさん 本当は
整備士じゃなく パイロットに成りたかったんだろうなぁ

その想いは 空に伝わった様だ・・・



星の夜空

峠の頂上から見る 散りばめられた夜空の星たちは

男達の思い描いた夢が 砕け散った夢の破片だ 光は失われはしない

何時か 拾い集めて 大きな形にしてやるんだ と・・・


夜の街2

空が生前言った言葉 

コイツは 俺にとっちゃ青いタイムマシーンさ!
今を感じながら 過去にも未来にも 心は行けるんだ
最高だよな コイツ



幾人ものオーナーを虜にしてきた 過去の車達は
多くの時間と歴史を刻み 夢ロマンを乗せ 今だ生き残っているんだ

所有した者だけが感じれる その個体の持つ味は
多くのドラマを作り出す 特別なものさ

俺の夢は そんな車を 少しでも多く この世に残す事だ
消耗品のような車には興味などない

車は 何時だって素敵じゃなくてはならないんだ・・・

そうだろ オヤジさん それが 俺に言いたかった
メッセージなんだろう




                     チャンチャン♪





女・オカマには 届かない想いがある 

クルマにロマンを求めた愚か者達 何時か生涯 愛せるモノに
出会える事を祈ります。

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