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好敵手

.15 2011 妄想車物語 comment(0) trackback(0)
6月も前半終了 もうすぐ夏を感じる季節がやってくる

車好きの皆さん 楽しんでいるでしょうか 感じているでしょうか 

コレだけは言える 走りを感じないスタイルには
人とクルマのドラマはやって来ない 想い出も・・・



妄想車物語 第9話 はじまり~



ガレージ付き家

30歳を過ぎた頃 長年付き合っていた彼女と結婚 と同時に新居を購入
ガレージ付きの 自分の理想にピッタリだった

人は永くは生きられない ならば堅実で計画的に
考えなければならない 無駄な時間はナイのだから が

子供の頃からの信条だ
 
幸せな家庭を築く どんな状況でも
与えられた状況の中で リスクや冒険も自分の中の
範囲内であれば OKなのだ

片隅のS800

この家は 営業で知り合った チョッと有名な方が住んでいて
この トヨタS800も 完全レストア済みで 検切れで置いてあった

家とクルマ込み 格安で譲って頂いたのは 嫁には内緒だ
コイツ ヨタ8は 無料で引き取った事にしてあるんだ

新居に移って ある日嫁が言った言葉は

こんなの売ってしまいなさいよ! 邪魔くさいし
どーせ 置いていったクルマでしょ!


いや~ コイツは希少価値なクルマなんだ
もったいないじゃん 何時か乗るんだよ~ と

そんなの 乗りたくなった時に買えばいいでしょう!
今 いらないんだからー! 売ってしまえ~~


ココで彼女の意見に負けたとたん 全ては終わる

乗りたくなった時に買えばいいでしょう とこの言葉

後に そんな話は言ってないって感じで 二度と手にする事は出来ない
 
夫婦の中では とーぜんな話で終わっちまうのを 他所で
何度も見てきた 俺は 絶対諦めなかったんだ それにコイツは


H600.jpg


ある日 見ちまったんだ ホンダS600に乗った アイツを

そう 学生時代からの 俺のライバル 徹だ


卒業写真


いい加減で その場しのぎで 目立ちたがりの アイツ

ヤツは ガキの頃から金持ちの甘ちゃんだった

オヤジさんは この街じゃ 結構大きくやってた建設屋
そのオカゲで ヤツは欲しいものを全て簡単に手に入れていたんだ

俺はそんなヤツの甘さを 思い知らせる為 庶民代表として
事アルごとに張り合っていたんだ 堅実と計画性を使って

クルマに乗った頃だって ヤツは金にモノを言わせ
当時じゃ高嶺の花 34GT-Rを買った

俺は 先輩から格安で譲ってもらった 80スープラ


ドラッグ


初めは 街のストリート・ドラッグで土曜となれば張り合っていたんだ
ヤツには全戦全勝! ちなみに 俺のスープラはノーマルじゃない

先輩に格安で譲ってもらったコイツは 街じゃチョッと有名な

カール・スモール スモーキーって呼ばれるチュナーが組んだ
何故そう呼ばれてるのかは 判らないが・・・
ご機嫌なEgが乗っているんだ 堅実で壊れないで有名な 


負け続けた ヤツは これまた金にモノを言わせ

弄りに弄り倒し壊しに壊し続け 3年後には もう ストリートでは
走れない仕様と化し 俺達の勝負は サーキット・トラックへと・・・


ヤツのEgは既に1000馬力を手に入れ 化け物となった

俺も少ない金でEgは出来る事には手を入れた
そして 徹底的に軽量化も 勝負はどっこいどっこいだったんだ

そして エスカレートした数年後
進化した車達は もう ドライバーは主役ではなくなった

金さえあれば 最新の電子制御システムをくっ付け
簡単にパワーとコントロールを両立しドライバーは
アクセルを踏みッパで ハンドルを握っていればよかった

言いたくないが・・・

俺達ドライバーの存在は もう そこには感じなかった

在るのは 金を出す側 と 作る側のステージの様に・・・

二人の勝負とは 無縁な事になっちまった感じだった




そんな時 アイツの建設屋が倒産 そしてオヤジさん
それがキッカケか病で倒れ ヤツは全てを失ったに見えた

俺達の若くてエネルギッシュな ドラッグな青春時代 数年間も
そこで 終わりを迎えた 金の終わりなんだ
もう コレは続ける事は 出来ないぜ 徹よ
いい頃合じゃないか これ以上は・・・



ヤツも甘ちゃんのままでは生きては行けないだろうしなぁ・・・
その若さで 2度も離婚を経験しやがるし 終わったなアイツも
これからは堅実に生きろよ 大人なんだし・・・






などと考えてた2年後に ヤツは緑の中の国道を
イイ音させ 赤いホンダS600で爽快に走ってるではないか!



yota8.jpg

凝りねー野郎だ またクルマなんかにうつつをぬかしおって!

そーとなりゃ 俺は黙っていられない ヤツが復活した
今度は アレか だったら俺は コイツだ 

そこから 始まったんだ 新居と共にコイツを手に入れる事を

トヨタ スポーツ800 だ

空冷2気筒800cc 当時の関東自動車開発人が
空力と軽量化を高次元で融合させた ライトウェイトスポーツ
軽さを武器に 最高速 155kmを誇った当時のコイツ
燃費だって 今のエコにだって負けない リッター20以上さ

フルレストア済みだぜ なろ~~! と




そこから1年掛けて 嫁も騙して 車検をとってだ


ヤツの変わり果てた家に見せびらかしに行ったのが
今から4年前 大人になった俺達 

もうオマエは昔のオマエじゃない
なんでも簡単に手に入られた アノ頃とは違うんだ

俺様は ちゃ~んと堅実に計画的に生きて

コレを手に入れたんだ どーだ イイだろう 


eg_20110613223931.jpg


Egだって どーだ ピッカピカだろ~ん ん~~~♪
オマエの排気量より200ccも勝ってるんだぜ~~♪


ところが ヤツは指を指して笑いやがった!


大笑い


なんだぁ~ このEg音?

なんか うちに来る 集金のオヤジが乗ってる
バイクの音にソックリじゃんかぁ~~パタパタァ~~って




テメー


テメ~~ 徹! このボケー!言ってはならん事を
勝負だ徹! 何時もの峠で コノ野郎ーー!

コレがキッカケで 年に1度 近所の峠で勝負する事に
幾つになっても変わらない ライバルなのだ

今度は 純粋にドライバーの腕が勝利を導くだろう
こんなオールド・カーなのだから


ちなみに ココ3年の 戦歴は3戦 0勝 0敗 3引き分け


一年目は ヤツのオンボロ エス6Egはくたびれ気味で
直線なんかも 結構楽勝で付いて行けた

残るは 最終コーナーを並んで抜け ゴールへと向かう筈が



カプチーノ


とんだ邪魔者 軽自動車 カプチーノが 熱い俺達のバトルを
何事も無いように OUTから あっさり抜いていった・・・



昔 数百馬力で 俺達は争っていた ソレを あんな軽に・・・


いじけた俺達


一気に傷心した俺達は やる気も失せ 最終コーナーをまわらず
峠のラーメン屋に入って 飯を食って 帰ったんだ・・・




2年目  前の週 TELで約束した時間 午前5時集合は・・・


明け方の


待てど暮らせど ヤツはやって来ない
後1時間もすれば コノ峠も ファミリーカーが走り出す
勝負どころでは無くなるのだった

きっとヤツは アホ面しながら寝てるに違いない
携帯を掛けてみる・・・





寝ぼけてる


TELに出た 徹は すっとぼけて こー言った

あ~ どーした?朝早く 5時って あ?
午後5時って話じゃなかったん?


この バーカタレ! 何処の世界 車の多い
午後5時に勝負するって言うんだ シネーーーー!







3年目  徹のヤツは この日 速かった・・・



3戦目


Egをオーバー ホールした ヤツのエス6は

世界を驚愕させた 僅か600ccのDOHC ホンダEGだった
精密な時計の様に 回り続け
その音は 官能的に響き渡り 追い付けない・・・



最終コーナー
 
トンネル前の 最終コーナー 緩い勾配が在る
フル ブレーキングから2速で回る そのコーナー

空冷2気筒 一気筒あたり400ccを誇る 俺のEg
そのトルクを生かして 何処まで追い付けるか・・・


アレ? 徹 真っ直ぐトンネルへ行っちまった


後で聞けば

あんまり気持ち良く回るんで すっかり曲がるの忘れちまった
だって もう少しで1万回転行きそうだったんだもん!



そして 俺も 最終コーナーを曲がらず
徹に付いて行ってしまい 今だゴールしたことは無い




toyotaS800 1


今年で4年目を向かえる 俺達の勝負 今年こそ決着を と


そんな事は もうどーでもイイ 徹も気が付いている


インパネ


たかが45馬力しかないコイツは 競い合うって話より
コイツを 感じて走っていた方が 面白い

全身全霊をこいつに向け そして感じながら


この小さな 古いクルマは 俺に色んな感じを与えてくれる
今じゃ 絶対作られる事は無い このモデル
現代の安全基準から 離れている為 二度と作られる事は無いだろう

車体重量580kg アルミとFRPを使って 徹底的に軽量化
Egは空冷2気筒800cc 大衆車パブリカの車体・Egをベースに
チューンドしたモノ 燃費もリッター20をオーバーする

なんたって このスタイリング キュートだぜ!

エコと騒がれる前から コイツはエコだ
そして クルマの楽しさも兼ねている ドライバーに喜びも

今と比べても話にはならないが 現代の車が忘れた
一番ドライバーにとって大事なモノを コイツは持っている


堅実と計画性 そして 家族家庭仕事 幸せ
どれも 俺にとっちゃ 大事なことだが

そんな柵から 俺を解放してくれる 素敵な時間だ
俺とコイツだけの時間は 何処までも続くだろう







次回は 好敵手2 徹編ホンダS600


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